JEARNサポート |
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JEARN主催の「防災世界こども会議」(英語名: Natural Disaster Youth Summit)では,参加国の学校がインターネットテレビ会議や英語掲示板で意見交換をします. しかし,日本や台湾,セネガルの子どもたちなど,英語が苦手な教員・生徒は,テレビ会議のチャット画面や掲示板にメッセージを書き込むのが難しいと言う現実がありました. そのような場合に,Langrid Inputを利用することで,母国語を入力するだけで英語の文章を作成することができ,ストレスなく意見交換を円滑に行うことができるようになります.
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Langrid Inputを使った情報発信の流れを示したものが上図です. まず,生徒にメッセージ文を考えさせ,そのメッセージをワープロあるいは機械翻訳の入力画面に直接入力します. 次に,機械翻訳を使って英文に翻訳します. この機械翻訳の部分をLangrid Inputで行います. 最後に,翻訳された文章をフォーラムに書き込んだりプレゼンテーション作成に使用したりして情報発信やコミュニケーションのためのメッセージとして使用するのです.
海外の相手校とプロジェクトを通した交流を通して,生徒の英語を使ったコミュニケーションに対する意識には変化が見られました. 事前事後のアンケート結果を下図に示します. 生徒の変化を見るためにコミュニケーションや外国の文化についての意識調査を授業開始前(2006年9月)と終了後(2007年2月)の2回行いました. アンケートは,5段階評価で「3」を中間層とし,「1」?「2」をその項目に対して,自信のない下位層,「4」?「5」を自信のある上位層とします. 結果,事前アンケートは,生徒の英語に対する自信のなさを裏付ける結果となりました. それに対し,授業後に再度行ったアンケート調査では,「人とのコミュニケーションに対する自信」では0.1ポイントしか変化がありませんが,「英語を使ってコミュニケーションするのは得意ですか.」という項目は,1.4から2.1ポイントに上昇し,0.7ポイントの差がでました.
以上のことから,Langrid Inputを活用したコミュニケーションを通して,英語を使ったコミュニケーションに対しての苦手意識に改善が見られたことがうかがわれる. しかし,同時に英語の4技能に対する意識の変化はあまりなかったことについては,注意する必要がある. 生徒の授業に対する自由記述によるアンケートにも,「もっと交流したいと思った」や,「英語がわからなくても簡単にできて楽しいと思った」など,海外との交流に対して肯定的な意見が多くあった. しかし,肯定的な意見がある反面,機械翻訳の設定の難しさや,日本語にちゃんと訳せないなど機械翻訳の性能に対する不満も見られた. これらのことは,今後解決していくべき技術的な課題である.
「防災世界こども会議」では,現在日本の小学生と高校生が言語グリッドを使って世界と交流しています.生徒の感想は,「すご?い」「楽しい」「面白い」「簡単に英語にできて交流が楽しめる」など肯定的な意見が多いです.すべてを自分の力で英語にしていたのでは,時間がかかりなかなか交流が進まないのが現実ですが,言語グリッドを利用することで,より深い内容の交流ができるようになっています.高校生の場合,自分で表現できるところは自分で英文を作成し,できない部分のみに言語グリッドを使用するなど,使い方も自分なりにアレンジしています.将来は英語学習ツールとしても利用できるのではと期待しています.
2006研修所研究発表資料(PDF)
ICTを活用した実践的コミュニケーション能力の育成
?防災をテーマとした英語での情報発信を通して?(納谷 淑恵)
ICT を活用した実践的コミュニケーション能力の育成
?防災をテーマとした英語での情報発信を通して?(納谷 淑恵)
JEARNサポートのリーフレット (pdf:427KB)
| リーダー | 増田 雄介 (関西学院大学理工学部情報科学科 北村研究室) |
| サブリーダー | 樋口 雄貴 (関西学院大学理工学部情報科学科 北村研究室) |
| 会員 | 北村 泰彦 (関西学院大学理工学部情報科学科 北村研究室) |
| 重信 智宏 ((独)情報通信研究機構 言語グリッドプロジェクト) |
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| 村上 陽平 ((独)情報通信研究機構 言語グリッドプロジェクト) |
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| 納谷 淑恵 (NDYS(防災世界子ども会議)プロジェクト実行委員会) |